サファリの手帖 [ロッジ・サファリ] <アンボセリ国立公園> [Top Pageに戻る]
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Kili&Ele             アンボセリ国立公園

ケニア南東部、タンザニアと国境を接して広がる国立公園。公園南に聳え立つアフリカ最高峰「キリマンジャロ山」(5894m)で広く知られる。
開けた平野、アカシアの疎林、点在する湖沼、と、野生生物を育むひと通りの環境が揃っており、豊富な野生動物が生息する。 特にアフリカゾウの自然生息地としては東アフリカ随一であり、地理的条件から密猟被害を免れたアンボセリのゾウ群は、動物行動学・生態学の研究対象として貴重なデータを提供し続けてくれている。
キリマンジャロ山のお陰と言うばかりでなく、ここに展開する風景は<豊かなアフリカ大陸>のひとつの典型と言える。
また、1992/93年、公園は2ヶ月の閉鎖を余儀なくされる大洪水に見舞われたが、それ以来、中心部の草原が沼沢化し、フラミンゴを始めとする多くの水鳥が棲みつくようになった。 草原であった場所が沼沢地として安定してしまったことも驚きだが、そうしてできた新たな水場を瞬く間に棲家として利用し始める水鳥たちにも驚かされた。野生はなんと目敏いのだろう。

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アンボセリ国立公園への行き方
ナイロビから空路
飛行時間30分
国内線専用飛行場「ウィルソン空港」から国内線大手の「エアー・ケニア」「サファリ・リンク」が毎日各1便づつ運航している。
ウィルソン空港を離陸後ナイロビ国立公園上空を大きく右旋回しながら上昇し、マサイランド上空を越えてゆく。しばらく行って険しい丘陵を越えるとすぐに、乾季なら干上がった薄茶色のアンボセリ湖と、対照的な緑濃い水場とが右手に見えてくる。 間もなく、国立公園局の運営する「アンボセリ国立公園飛行場」に着陸。滑走路にはアスファルト舗装が施されている。
エアー・ケニア便は南東方向への朝の飛行なので、進行右側に座る方が窓越しの景色が順光になりベター。座席は自由席。
ナイロビから陸路
所要4時間
片道 約260Km
ナイロビを出て30Kmほどは都市郊外の様相だが、それを過ぎるとマサイ・ランドとなり伝統的装束のマサイ族が目立ち始める。キリンやガゼル、シマウマなどの野生動物も姿を見せるアカシア低木の散在する草原が広がり、緩やかなアップダウンを繰り返して2時間半。タンザニアとの国境の街「ナマンガ」に着く。ここまでは舗装路。
国境警察の建物手前を左折して未舗装路に入る。最近このルートの整備がすすみ移動がずいぶんと楽になった。このルートを公園正門まで50Kmほど走り、入場手続きを済ませて更に30Km行くと、アンボセリの中心「オル・トカイ」にたどり着く。

エアーパッケージ 定期航空便を使って長距離移動 モデル・プラン へジャンプ
ロードパッケージ サファリ・バスを使って移動     モデル・プラン へジャンプ

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サファリの手帖 アンボセリ国立公園 宿泊施設   解 説
「オル・トカイ」 ロッジ
1996年創業のコテージ風ロッジ。
このロッジがある場所にはそれまで同名の自炊式バンガローがあったが、それらの建物はアメリカ映画「キリマンジャロの雪」撮影時にスタッフ宿舎として建てられたものを流用していた、という。キャサリン・ヘップバーンやグレゴリー・ペックがこの地に寝泊りしていたと考えるのは、オールドファンにとっては心楽しいことでもある。

現在のロッジは部屋数80フルボード(FB三食付宿泊を当地ではこう呼びます)基本ゲームドライブ(GD)用車両完備、プール併設の、高級ロッジとして営業している。
客室は4部屋1棟の半コテージ方式で、全体は2ブロック(山側と草原側)に分かれている。
空路で公園入りした宿泊客はロッジの車両が飛行場まで出迎え、滞在中のGDなどもこれを利用する。(要・事前予約)
ナイロビから陸路を来た場合はGDなども乗ってきた車両で行うのが基本。
セルフ・ドライブのレンタカーで来た場合、GDだけロッジ車両に相乗りすることもできるが、1回のGD毎に1人$50が必要となる。
「アンボセリ・セレナ」 ロッジ
ケニア・タンザニア各地に多くのホテル・ロッジを所有する「セレナ・グループ」のひとつ。マサイ族の住居をかたどったカマボコ型石造の客室はユニークだが、部屋が少々狭いのは惜しい。 水場の至近に建てられているので植物が非常に豊富で、敷地内を散策するだけで森林浴をしているような気持ちになる。 が、その分見晴らしは犠牲にせざるを得ず、キリマンジャロ山の景観はロッジからでは見えにくい。
公園内で唯一のガソリン・スタンドを併設している。
部屋数120、FB基本、GD車両有り、プール併設。
「キボ・サファリ・キャンプ」 テント・ロッジ
2006年創業の最新テント・ロッジ。 水洗トイレ/シャワーはテント内に併設。
薄手キャンバス地製のテントは少々巾が狭く、隣室との距離も"ゆったり”とは言い難く、ずらりと二列にも三列にも並ぶ客室レイアウトはミリタリー・キャンプを思わせる。 その分、宿泊料金が他の施設に比べ若干割安であり、バジェット・クラスのパッケージ旅行を楽しむヨーロッパ客の利用が多いようだ。

客室80、プール併設。
トーティリス・キャンプ 上記3ロッジとは根本的に異なるコンセプトの高級テント・ロッジ。客室が合計で17部屋しかなく、立地も公園境界から外に出たマサイ族の共有地にある。 近年の「エコ・ツーリズム」という流れを体現するべく、イタリア人のオーナー夫婦が自ら経営し、環境負荷の低減や地域住民への収益還元など、様々な方策を試みている。
宿泊客が最大でも34人と小振りなことから、団体旅行客で騒がしくなりがちな雰囲気を好まない、プライバシーを重視する欧米人に人気が高い。 立地が公園外なので、ミニバスで混み合い、土ぼこりの舞うGDを回避することができる。 代わりに、アンボセリ中心部の湧き水豊かな地域での動物観察には遠出が必要。 客室17、FB基本、 GD・飛行場送迎込み、プール有り。 

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エアーパッケージ  モデルプラン
旅程表 アンボセリ国立公園2泊3日 空路>往復
定期路線飛行便と、ロッジ車両を使ってのゲームドライブを組み合わせたプラン。
ひとり旅でも、いつでもご利用いただけます。
1日目 ナイロビ ⇒ 定期飛行便 ⇒ アンボセリ国立公園
07:30 ナイロビ 国内線専用飛行場「ウィルソン空港」よりアンボセリ国立公園へ向け出発 (チェックインは午前7時)
08:15 アンボセリ国立公園飛行場着。 ロッジからの出迎え車両でロッジ
12:30 ロッジにて昼食
16:00 午後のゲームドライブへ出発。 日没(6時半前後)を目途にロッジに戻ります
19:30 ロッジにて夕食。                                              ※宿泊 <お好みのロッジ>
2日目 アンボセリ国立公園 滞在
06:30 早朝ゲームドライブへ。 朝食時までにロッジへ戻ります
08:30 ロッジにて朝食
朝食後、昼食までの間に「マサイ村訪問」(オプション$30程度)があります
12:30 ロッジにて昼食
16:00 午後のゲームドライブへ
19:30 ロッジにて夕食。                                              ※宿泊 <お好みのロッジ>
3日目 アンボセリ ⇒ 定期飛行便 ⇒ ナイロビ
07:30 ロッジで朝食後、アンボセリ飛行場へ
08:15 ナイロビ「ウィルソン空港」へ向け出発
09:00 ウィルソン空港着。
1泊2日の場合は、旅程2日目をスキップした時間割となります。

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ロードパッケージ  モデルプラン
旅程表 アンボセリ国立公園2泊3日 <陸路>往復
貸切車両(ミニバス)を使ってナイロビ往復と滞在中のゲームドライブをするプラン。
4人以上集まれば空路より安上がり。時間も自由になる。
1日目 ナイロビ ⇒ アンボセリ国立公園
08:00 ナイロビ市内のホテルより貸切車両で出発
10:30 国境の街「ナマンガ」の土産物店で休憩。 豊富な民芸品と冷たい飲み物、清潔な水洗トイレがあります。
11:00 アンボセリ国立公園へ向け出発。公園ゲートまで約1時間。
12:30 宿泊のロッジ到着。 チェックイン後、ロッジで昼食。
16:00 午後のゲームドライブへ。 日没(6時半前後)を目途にロッジに戻ります
19:30 ロッジにて夕食。                                              ※宿泊 <お好みのロッジ>
2日目 アンボセリ国立公園 滞在
06:30 早朝ゲームドライブへ。 朝食時までにロッジへ戻ります
08:30 ロッジにて朝食
朝食後、昼食までの間に「マサイ村訪問」(オプション$30程度)があります
12:30 ロッジにて昼食
16:00 午後のゲームドライブへ
19:30 ロッジにて夕食。                                              ※宿泊 <お好みのロッジ>
3日目 アンボセリ ⇒ ナイロビ
06:30 早朝のゲームドライブへ。
08:00 ロッジにて朝食後、チェックアウト。
09:00 ロッジを出て一路ナイロビへ。 到着予定時刻午後1時〜1時半。
1泊2日の場合は、旅程2日目をスキップした時間割となります。

公園内飛行場に立つ案内板

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